2018年 09月 29日
■2018年6月2日
「素盞雄(スサノオ)神社」は、都内隅田川千住の大橋近くの「日光街道」の基点に鎮座し、JR「南千住駅」の前に、松尾芭蕉の像が置かれている。
アスカリアンの中江君から、突然、「素盞雄神社」で「天王祭」があり、特に2018年は「御神幸祭(本祭)」で、新調された神輿が出て、地面すれすれまで倒して振りあう「神輿振り」も見られるという情報が入った。
その天王祭まで時間がなく、「ASKAプラ散歩ぃ」を組む余裕も無かったため、都内近郊の常連さんだけに連絡して赴くことにした。
「素盞雄神社」の由来によると、修験道の開祖で、飛鳥時代の呪術者「役小角(えんのおづの)」の高弟、「黒珍(こくちん)」の前に、突如、光を放つ二柱の神「素盞雄大神(すさのおおおかみ)」と「飛鳥大神(あすかおおかみ)」が現れ、そこに一祠を建ててお祀りしたことから創建されたという。
素盞雄と「大国主神」が同一神なので、「大黒様(大国主神)」も同一神となるが、飛鳥大神は別名を「事代主神(ことしろぬしのかみ)」「一言主神(ひとことぬしのかみ)」といい、関西では「恵比寿様」として知られる。
つまり、この神社は「恵比寿&大国」を祀り、恵比寿は商売の神で飛鳥の名から奈良県の神となる。
奈良県と言えば「大和朝廷」が置かれた中心で、その中核の天照大神が、「建御雷(たけみかづち)神」を出雲に派遣し、国譲りを迫った話は記紀神話に記されている。
「建御雷神」は、大国主神の反抗的な息子「建御名方(たけみなかた)神」と相撲をとって相手を打ち負かしてしまう。
しかし、もう一人の息子「事代主神」は素直で、国譲りに逆らわず、船に乗って姿を隠してしまうのである。
その「事代主神」が「飛鳥大神」と同一神として「素盞雄神社」に祀っていて、その「本祭」には、参列者は半紙で包んだ「胡瓜(きゅうり)」を奉納するらしく、まるで河童である。
飛鳥情報なら、河童は「カンパラ」で、そこに「カバラ(カッバーラ)」が仕掛けてある示唆となるが、そういえば「社紋」が胡瓜の切り口というものの、61区あるとされる氏子地区が掲げる社紋のシンボルは、全て形も色も違うというから不可思議である。
by manaseden4
| 2018-09-29 21:39